平成27年度第３回大潟コミュニティ・スクール委員会　議事録

開催日時　場所	進行・記録	出　席　者・欠　席　者
平成28年２月15日（月） 18:30〜20:20 大潟町中学校　会議室	進行 　渡辺　伸一 記録 　石田　永	出席委員 ・長澤英夫(会長)　　・高橋　道代(副会長) ・塚田　克俊(事務局長) ・佐藤　和仁　　・黒�ｱ　忠夫　　・土屋　美枝 ・小山　彰　　　・深田真由美　　・井部　孝一 ・原山　美和　　・小山　敏　　　・新保　正雄 ・小池　吉則　　・佐野　謙一 ・長谷川敬子　  ・陸川　晃 事務局 ・渡辺　伸一　　・石田　永 大潟町小学校職員（オブザーバー） ・浅野　一清　　・坪川　直子　　・渡邉　卓司 大潟町中学校職員（オブザーバー） ・内藤　隆　　　・武田　雅人　　・池田　昭衣
議事内容 １　開会 ２　会長あいさつ　　　　　会長：長澤　英夫 ３　小･中学校長あいさつ　　小学校長：長谷川　敬子，中学校長：陸川　晃 ４　議事　（議長は会長） (1) 小学校からの説明 �@学校評価の概要（成果と課題） �A夢・志チャレンジ事業の取組状況 �B平成28年度の計画（グランドデザインと年間行事の概要） �Cその他 �D意見交換（○：委員の意見・質問　→：学校の回答） ○同和教育の推進が，児童が落ち着いてきたことと関係があると思える。 ○おおがたスポーツクラブでは，今回学校で実施した６年生のスキー教室の前に，４年生以上を対象にスキー教室を募集したが，参加者が集まらなかった。冬休み前にちらしを配付しているが集まらない状況が３〜４年続いている。スポーツクラブでも力を入れていきたいが，子どもや保護者の考えはどうか。 ○保護者の中には，「何で今，スキーなの？」という声があった。保護者の世代から大潟ではスキーはしないと思っていて，抵抗がある人もいる。中間がなく，やる人とやらない人の差が大きい。やらない家庭では，不安が先に立っている。 →子どもに身に付けさせたい力の一つとして，新潟県や上越市に住んでいたのにスキーができないでは，何にもならない。高校に行くとどこでもスキー指導があるが，大潟出身者は皆，初心者だった。しかし，体験してみると，楽しかったと言う声を聞く。小学校５年くらいから徐々に段階を踏めばよいのではないか。 ○当事者（６年）の保護者として，裏山でスキーをしていたように生活の中にスキーがあったので，今でも毎週のように子どもとその友だちを誘って連れて行く。今回はスキーの魅力を知ってもらうよいきっかけとなった。これからも継続することによって浸透していく。子ども会や地域で連れて行こうとする動きもある。経験している保護者も多いので，きっかけを与えるのは保護者で，保護者がやれば子どももやるようになる。 ○小中共通してメディアが課題である。大潟の子どもを育てる会で行った講演会の効果はどの程度あったか。 →育てる会の講演会は一部の保護者しか参加していなかった。しかし，７月の６年生親子で聞いた同じ講師による講演会は，全親子が対象で，具体的な体や心の影響の話があり，分かりやすかった。ある保護者からは，講演会直後は変わったが，また元に戻ったと聞いた。 ○メディア時間の達成率についての評価が，子どもと保護者では20％も違う。新聞に長岡の例として，ルールを作りポスターにして配付した記事があった。もう少し，ＰＴＡや学校，地域で掘り下げて考えるべきだろう。 →アウトメディアが大きな課題で，永遠のテーマと言える。子どもを育てる会と小学校６年，中学校の学校保健委員会と講演を続けた。中学校では，生徒評価が49.6→52.9％，保護者評価が40→45％，保護者の声掛けが88→91％と，効果が上がっている数値が出ているが，３者による継続が必要だ。 →ポスターの例は，よい示唆をいただいた。 ○数％でも伸びたことは効果と言える。 ○育てる会で実施した講演会では，保護者が少ないことに驚いた。来た人は刺激を受けている。来られなかった人に繰り返し啓発することが必要だ。１回で100％は期待できないので，それぞれの団体がタイアップすることで効果が上がる。 ○子どもを育てる会の講演会は保護者が対象だったが，子どもに話したか分からない。継続しないと浸透しないが，親子で一緒がよいのか検討していきたい。 ○子どもにきちんと教育しなければ身に付かない。あいさつも同じ。あいさつを返さない大人がいるから，子どももできない。 ○授業のＵＤ化とは何か。 →上越市では授業のユニバーサルデザイン化に力を入れている。どの子にも分かりやすいように対応をすることや，誰にも通りやすい指示をすることなどがキーワードとなる。色分けをしたり，言葉と共に文字も示して伝えたりするなどの工夫をしている。 ○いじめへの対応や人権教育，同和教育を一生懸命に実践している。市のいじめ問題対策委員会でも方針が決まった。いじめが発生した件数を問題にするのではなく，解決することを重視している。小学校は３件あったが，すべて早期解決していることが評価できる。早期解決が大事なので，いじめがあることを前提に，発見する力を付けてほしい。 (2)中学校からの説明 �@学校評価の概要（成果と課題） �A夢・志チャレンジ事業の取組状況 �B平成28年度の計画（グランドデザインと年間行事の概要） �Cその他 �D意見交換（○：委員の意見・質問　→：学校の回答） ○生徒アンケートで「学校が楽しい」との回答が92％だが，それ以外の８％の生徒をどうするか，こちらの方が問題なのではないか。 →中学校では，２週に１回「心の天気予報」を行い，気になる生徒は，すぐに学級担任が対応している。「曇り」や「雨」を付けた生徒の情報は校長と教頭に伝わる。 ○アンケートには，「晴れ」から「暴風」まであるが，逆に心を隠すことがあるので，面談をしているのか。アンケートを鵜呑みにすると，落とし穴があることを認識すべきだ。 →生徒の心の悩みを見つけるには，多様な見取りが必要になる。マンネリ化しないようにテーマを変えるなどの工夫をしている。家庭と連携しないと，生徒の気持ちをつかむのは難しい。 ○アンケートでも，あと数箇月だから，面倒だからという理由で言わないという声も聞くが，本当はどうなのだろうか。表に出ないで，我慢が積み重なって大きな問題にならないうちに，学校と話しやすい雰囲気作りが大切だ。 ○「３年生では，部活が終了した２学期は，メディアの時間が長く，就寝時刻も遅い」とある。これまでは，部活を一生懸命にしていると学習時間が取れないととらえていたが，これを見ると，部活がなくなってできた時間をメディアに使っているのが問題だ。むしろ，部活をしていた方が充実し，暇になるとメディアに使ってしまうということか。 ○３年の夏休みの過ごし方が分からない。部活が終わってほっとするのか，実に入らずにテレビやゲームをしてしまうようだ。夏休みが終わって，体育祭になるとスイッチが入るようだ。保護者としても，大事な受験があるので，しっかり連携したい。 →中には，燃え尽き症候群の生徒もいる。 ○アンケートは無記名だと何でも書いてしまうのではないか。 →１年目に学校だよりに書いたが，アンケートは記名してもらっている。学校では，保護者と顔が見える関係を大事にしている。応援してもらいたいので，名前が書いてあると学校の考えを直接，返すことができる。 (3)保小中連携 ○どの中学校区と比べても，互いの職員が顔の分かるよい関係になっている。 ○互いに顔を合わせること，行き来することが大事で，実践内容は常に見直す視点をもち，教職員の気持ちや子どもの姿を見て考えている。 ○12月に教育プラザで行われた小中一貫の研修会に参加して，中郷や八千浦の発表を聞いたが，大潟が一番進んでいると感じた。 ○保小中連携に関心があり，進んでいることがうれしい。教科指導でも，中学校でのつまずきを，小学校にまでさかのぼって対応していることもありがたい。その反面，小学校１年の時のイメージが９年続いてしまうことも怖いので，子どもの姿をよく見てほしい。 ５　閉会のあいさつ　　　副会長　高橋　道代